CRAFT CROSSINGS in TOKYO 第34回 伝統的工芸品月間国民会議全国大会 東京大会 11.3FRI-11.6MONCRAFT CROSSINGS in TOKYO 第34回 伝統的工芸品月間国民会議全国大会 東京大会 11.3FRI-11.6MON

江戸つまみ簪

えどつまみかんざし

小さな絹の布が、誰かの宝物になっていく。
正月や七五三、成人式といった節目の行事において、着物を着た女性の髪を美しく引き立てる簪。中でも、羽二重と呼ばれる絹の織物で花や鳥の形を作り、華やかに装飾した江戸つまみ簪は、最も着物に合う髪飾りとして古くから愛用されている。江戸つまみ簪の名は、正方形に裁断された羽二重をピンセットでつまみ、小さく折りたたんで形を作る工程に由来する。折り方には様々な技法があり、柔らかな印象を与える丸つまみ、力強さをイメージさせる角つまみなどを使い分け、菊や梅の花、蝶や鳳凰といったモチーフを作り上げていく。完成品には造花では醸し出せない重厚感があり、花や鳥はまるで生きているかのような生命感や躍動感を持つ。「時代のニーズに合った売れる製品こそ最良である」という職人の考えの下、近年は様々なデザインにも挑戦。海外の問屋からのオーダーも増えており、江戸つまみ簪の技術を学んだ外国人がロサンゼルスで人気を博すなど、その美しいデザインは広く注目を集めている。
東京髪飾品製造協同組合
東京都台東区小島2-9-10