CRAFT CROSSINGS in TOKYO 第34回 伝統的工芸品月間国民会議全国大会 東京大会 11.3FRI-11.6MONCRAFT CROSSINGS in TOKYO 第34回 伝統的工芸品月間国民会議全国大会 東京大会 11.3FRI-11.6MON

江戸木版画

えどもくはんが

江戸木版画 写真

現実よりも鮮烈に表現せよ。
およそ千二百年前から培われてきた日本の木版画技術は、17世紀に成立した浮世絵版画をもって開花する。葛飾北斎、歌川広重といった名だたる絵師の描いた絵を木版に彫り、紙に摺る江戸木版画の技術によって、浮世絵は広く流通し、江戸を代表する大衆文化となった。浮世絵はジャポニスムの象徴として海外人気が高く、それ故に機械印刷による廉価版も多い。しかし、真の浮世絵を生み出してきた江戸木版画の技術で作られたものでなければ、浮世絵の本当の魅力を知ることはできない。工程は彫師と摺師の分業制によって行われ、和紙は最高級の越前生漉奉書紙を使用。百色以上の多色摺りが可能で、彫師は色数に応じた枚数の板を彫る。絵の具は見た目と和紙に摺ったときの印象が異なるため、摺師は温度や湿度によって変化する和紙の質感を見極めながら色を重ねていく。摺師の繊細な色彩感覚、バレンの力加減によって帯びるぼかしによって、“現実よりも鮮烈な臨場感”を描いた浮世絵の魅力が初めて再現される。
東京伝統木版画工芸協同組合
東京都文京区水道2-4-19