CRAFT CROSSINGS in TOKYO 第34回 伝統的工芸品月間国民会議全国大会 東京大会 11.3FRI-11.6MONCRAFT CROSSINGS in TOKYO 第34回 伝統的工芸品月間国民会議全国大会 東京大会 11.3FRI-11.6MON

東京本染ゆかた

とうきょうほんぞめゆかた

東京本染ゆかた 写真

日本人でさえ、本物のゆかたを知る人は少ない。
ゆかたは、主に湯上がりに着る着物として発展を遂げた。正装ではないにもかかわらず、ゆかたに上質さと洒落っ気が求められたのは、ひとえに江戸の人々の“粋”な気質によるものだ。19世紀後半に入ってゆかたは部屋着・寝間着として定着し、現在では縁日や祭り、花火大会といった夏の行事で着用されている。薄手の木綿生地は通気性に優れ、汗をかいた肌に密着しにくい。見た目の涼し気な印象もあり、ゆかたは日本の夏の風物詩と称される。現在はプリント染めのゆかたが主流だが、伝統的な染色の工程では、やかんと呼ばれるジョウロ型の容器に染料を入れ、反物に注いで色をつける。注染と呼ばれる日本独自の技法である。異なる色の染料が入ったやかんを同時に注ぐことで生まれる美しいぼかしは、職人の高度な技術を必要とする。藍色や紺を基調とする主張し過ぎない色合いは“粋”を体現する。現在はゆかたと同じ注染で染められた手ぬぐいが数多く作られ、持ち帰りやすい土産物として外国人に喜ばれている。
関東注染工業協同組合
東京都葛飾区立石4-14-9
東京和晒(株)内