CRAFT CROSSINGS in TOKYO 第34回 伝統的工芸品月間国民会議全国大会 東京大会 11.3FRI-11.6MONCRAFT CROSSINGS in TOKYO 第34回 伝統的工芸品月間国民会議全国大会 東京大会 11.3FRI-11.6MON

e.m. × 東京銀器

自然モチーフを銀で表現するという挑戦

"みんながよろこぶモノづくり""ありそでなさそなモノづくり"をコンセプトに設立されたジュエリーとインテリアを取り扱うブランド『e.m.』。そして、江戸時代から脈々と技術を受け継いできた、東京金銀器工業共同組合の職人たち。そんな二組によるコラボレーションです。

東京銀器は鎚を使って叩いたり、へらを当てて形を作っていくへら絞りの技法を用いて形成されます。そして模様をつけて彫金・鍛金といった加工を施すものを「銀器」と呼びます。

今回のコラボ作品は、様々な植物をモチーフとした花器やアクセサリー。
「テラリウム」というテーマの基、蓮の葉・苔・野に咲く小花といった自然の植物をモチーフにした作品です。

e.m.から提案されるデザインは、時には伝統的な技法では表現に苦戦することもあり、既成概念にとらわれない新しい挑戦となりました。
双方が納得のいくデザインが決定するまでに何度も議論が重ねられ、その結果、自然の植物をモチーフに花器やリングを制作することに決定。
イメージ写真やデザイン画を基に、完成イメージを共有しながら、議論が進められました。

見た目の美しさだけではなく、使い勝手も考えたより良い作品に仕上げたいという想いから、作業はギリギリまで続きました。

今回このプロジェクトに関わる東京銀器工業共同組合の職人は、それぞれ異なる5社から参加しています。
普段は、それぞれに作品を制作し、展示・販売しています。今回のような共同プロジェクトに携わることは珍しいそうです。
無機質な銀で有機的な植物をどのように表現するかは、それぞれの職人の技術に託されました。

現代に生きる多くの女性たちに支持されるデザインと、手仕事の確かな技術の融合で、冷たいイメージの金属である銀に、自然の柔らかい表情が刻みこまれ、みずみずしさや温かみを感じる作品となりました。